
子どもにボルダリングをさせてあげたいけど、どれくらいの費用がかかるの?
最近、子どもを持つ友達に「ボルダリングをさせてあげたいけど、どれくらいの費用がかかるのか」をよく聞かれます。
ボルダリングは、お金がかかりそうに見えて、実はそこまで大きなお金はかかりません。
この記事では具体的に、どれくらいの費用がかかるのかをまとめていますので、参考にしてみてください。
子どもにボルダリングをさせたい時にかかる費用(コスト)はどれくらい?
子どもに何かスポーツをさせたい時に考えなければいけないのが費用です。
好きなスポーツをやらせてあげたいと思うので、せめてどのくらいの費用がかかるかは知っておいた方がいいでしょう。
ボルダリングは色々なスポーツの中でも費用がかからない方だと思います。
ボルダリングジム使用料がかかる
ボルダリングをするには、ボルダリングジム(クライミングジム)に行かなければなりません。
かかる費用のメインは、このボルダリングジム使用料です。
ここでは、ボルダリング界最大手のグラビティリサーチの料金を元に解説をしていきます。
ボルダリングジムの利用料はそれなりに高価です。
120分利用 | 900円 |
1日利用 | 1,100円 |
グラビティリサーチでは、期間券(GRメンバーズ)がありますので、月6回以上通うのであれば、登録した方がお得です。
期間券(GRメンバーズ)に登録すると、月額5,500円で登り放題となります。
GRメンバーズについては、↓で詳しく解説をしています。
基本的には、1日利用の1,100円がかかりますが、子どもがボルダリングにハマり、続けたいという場合には、期間券を買うことをオススメします。
料金については、各ボルダリングジムにより異なりますので、お近くのジムのホームページで確認してみてくださいね。

ジムによって子どもの利用に制限があったりするので、サイトを見てわからない場合は、電話で確認してみましょう。
シューズやチョークなど、道具にお金がかかる

ボルダリングを続けていくなら、シューズやチョークなどの道具代がかかります。
ボルダリングシューズ:15,000円~20,000円前後
ボルダリングを続けていくなら、マイシューズが必須となります。
- ボルダリングのシューズの値段はどれくらい?
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一般的に15,000円~20,000円前後の価格帯が多いです。
ボルダリングのシューズには、基本的にジュニアサイズがありませんので、大人と同じ価格での購入になることが多くなってます。
また、ボルダリングはシューズの性能が低すぎると、難しい課題を登るのが困難になることがありますので、あまりにも安いシューズを選ぶのは控えた方がいいでしょう。
- ボルダリングのシューズの買い替え頻度はどれくらい?
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週にどれくらいボルダリングジムに行くかによりますが、約半年~1年程度で買い替えとなることが多いです。
ボルダリングシューズでは、靴底のラバー部分の消耗により買い替えを検討しなければなりませんが、ラバーのみを張り替える「リソール」を行うこともできます。
「リソール」は7,000円~8,000円前後でできますので、シューズを買い替えるよりは安く済みます。
リソールのメリット
ラバー部分を張り替えるので、皮部分は馴染んだまま、ラバー部分のみが新しくなります。
シューズが馴染むまでの時間を要しないので、ラクです。
ボルダリングシューズは、足に馴染むまでそれなりの時間がかかりますから、その作業をパスできるのはありがたいです。 - 子どもの足が大きくなるのを考慮して買った方がいい?
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ボルダリングシューズは伸びるため、そこまで足が大きくなるのを考慮する必要はありません。
足の成長に合わせて多少はシューズが伸びていくでしょう。
また、ボルダリングでは、大きいシューズを履いていると登りにくくなるため、ジャストサイズを選ぶことをオススメします。
チョーク:1,500円前後
チョークは、課題を登るために必要なアイテムです。
あるのとないのでは、全然違いますので買うことをオススメします。
- チョークは必要なの?
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ボルダリングをしていると、緊張などで手に汗をかいてしまいます。
手に汗をかいた状態でホールドを持つと、滑ったり、持ちづらかったりします。
思わぬ形で落ちてしまった時に怪我をする恐れもありますので、できれば準備をしておくことをオススメします。
- チョークを買う頻度はどれくらい?
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チョークは消耗品なので、頻繁に購入する必要があります。
チョークには、粉末や液体などがあり、タイプによって購入頻度は異なりますが、週3で登るなら、2ヶ月に1回くらいの頻度で買わなければならないでしょう。
個人的には粉末タイプのチョークがオススメです。
しかし、粉末タイプの使用を禁止しているジムなどもありますので、ジムのルールに従って購入するタイプを決めてくださいね。
チョークバッグ:3,000円~8,000円前後
チョークバッグは、他のもので代用できますが、できれば買っておきたいです。
あるとチョークアップしやすいので、便利です。
- チョークバッグは必要?
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チョークバッグは、なくても大丈夫ですが、チョークアップ(チョークを手に付ける)の時に便利です。
また、持ち運びにも便利で、ブラシやテーピングなどの小物を入れることができますので、収納的にもあると便利です。
しかし、チョークバッグも高価なため、チョークを買った時の袋をそのまま使用したり、台所で使うジップロックをチョークバッグの代わりに使用している人もいます。
- どんなチョークバッグを買えばいい?
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チョークバッグは、大きく分けて、置き型と、腰付型に分かれます。
置き型は大きめでチョークアップしやすく、小物を収納するスペースも豊富なため、ボルダリングをメインでやる人に人気です。
腰付型は、小さめで腰に巻きつけて使用できることから、ボルダリングよりも、リードをする人に人気です。
価格は、大きい分、置き型の方が高めとなっています。
ボルダリングをメインでするなら、置き型のチョークバッグが使いやすくて便利です。
費用がかかってもいい!子どもにボルダリングをやらせるとメリットがある
ボルダリングはコスパがいいのが魅力ですが、メリットも多いです。
特に子どもには大きなメリットとなりますので、オススメしたいスポーツですね。
身体のバランスが良くなる
ボルダリングは全身を使って壁を登っていくスポーツなので、筋肉ありきだと思われがちです。
しかし、大事なのはバランス感覚だったりします。
バランスをとるために、体幹を使いますので、どんどん鍛えられていきます。
また、ボルダリングにはコーディネーション運動の要素もありますので、運動神経が良くなっていく可能性だってあります。
コーディネーション運動とは、脳と体の連携を伴った運動で、投げる、蹴る、キャッチするなどの動作から、走りながら状況を判断して次の動作に移行する行動のことをいいます。
コーディネーション能力が高い子どもは、「運動神経がいい」と言われます。
考える力が付く
ボルダリングは、課題を登る時に、どうやって登るかを頭の中でシミュレーションします。
スタートからゴールにいくために、「このホールドは右手で持った方がいいな」とか、「このホールドを掴みに行く時には、足をここまで上げた方がいいな」などを考える必要があります。
このようにスタートからゴールまでいくためにどうするか考えることをオブザべ(オブザベーショ)と言い、めっちゃ頭を使います。
オブザべは、ホールドからホールドへの距離感や、ホールドの向きを考慮する必要なので、空間認識能力も鍛えることができます。
また、課題を登ることができなかった場合には、どうやったらクリアできるかを考えて、試行錯誤します。
この行為が、子どもにとってとても大事なのです。
これを何度も繰り返していくうちに、目の前にある壁を、自分で考えて乗り越えていく力が付きます。
考える力を付けたいと思うなら、ボルダリングはオススメのスポーツですね。

大人でも、筋力が足りているにも関わらず、なかなか課題をクリアできない人は、この考える力が弱いということになります。
もちろん、これはボルダリングを続けていると付いていきますよ!
子どものボルダリングにかかる費用はそこまで高くない
いかがでしたでしょうか?
思っていたよりはお金のかからないスポーツではなかったですか?
子どもがボルダリングをする費用はそこまで高くありません。
シューズとチョークさえ買ってしまえば、ボルダリングジム使用料の5,000円前後で通うことができます。
今回は、大手ボルダリングジムのグラビティリサーチを例にして書いてきましたが、個人経営のジムの場合、もう少し安く通える可能性もあります。
身体のバランスが良くなったり、考える力が付くというメリットもありますから、コスパの良いスポーツだと思いますよ!
スクールなどを開催しているジムもありますので、習い事としても魅力的ですね!
子どもがボルダリングをやってみたいと言ってきたら、是非一度連れて行ってあげてみてください。